目的 年長児の完全整復不能な鎖骨中部骨折に対する切開再置換型再吸収性肋骨釘打ちの治療効果を検討すること。 方法 2007年1月から2009年1月にかけて,完全整復不能な年長児の鎖骨中部骨折6例に対し,切開整復術と再吸収性肋骨釘固定術を行った. 鎖骨前方からのアプローチで切開再置換と再吸収性肋骨釘固定を行った。 術後4週間は三角形のスカーフで吊り下げて使用した。 結果 6例とも鎖骨骨折は治癒し,平均治癒期間は4週間,機能的にも良好であった. 骨折の治癒遅延.治癒不能.皮下液貯留.術後骨折の再置換などの合併症はなかった。 結論 切開式再吸収性肋骨釘は,高齢児の完全脱臼した鎖骨中部骨折の治療に臨床応用価値が高く,人体への有害反応もなく,二次手術の痛みも必要なく,満足できる効果が得られ,高齢児の鎖骨中部骨折の治療法としてより良い方法である.