目的】人工大腿骨頭置換術後の転子間骨折に対するpowered hip screw(DHS)手術の成績の分析を通じて.骨粗鬆症患者における転子間骨折の治療法について検討する。 方法:後方視的手法により,102例の高齢者に転子間骨折後のpowered DHSを施行し,65例は術後にDHS固定が緩み,人工大腿骨頭で再置換を行った. 結果:DHS群では63.7%の内固定が骨皮質を貫通していたが,人工大腿骨頭再置換術群では有意なゆるみは認められず,両群でゆるみ率に有意差が認められた. 結論:骨粗鬆症性転子間骨折患者に対する人工大腿骨頭置換術は,機能回復が早く,術後のゆるみなどの合併症が少ない.