右肺上葉の固形微小結節性陰影は、通常、肺感染症や結核などの疾患の治癒後に残った線維性瘢痕病巣、または腫瘍増殖による腫瘍様病変と考えられる。 通常、外来での胸部CTによる定期的な経過観察が必要である。 1.肺感染症や結核は、経過中に肺胞水腫、壊死、フィブリン滲出を起こすことがある。 滲出したフィブリンが大きすぎて生体に完全に吸収されない場合、肺組織に沈着し、病気の治癒後に線維性の瘢痕病巣を形成し、画像上、固い微小結節性陰影として現れる。 2.肺腫瘍の初期には、腫瘍様の過形成性病変である充実性微小結節性陰影を示すことがあり、その後の進展は良性腫瘍であることもあれば、原発性肺癌や転移性腫瘍などの悪性腫瘍であることもある。 通常、外来での胸部CTによる定期的な経過観察が必要である。 右肺上葉に固形微小結節性陰影がある場合は、胸部外科または呼吸器内科を受診することを勧める。