10cmの腹部大動脈瘤に対しては手術が推奨される。 手術の選択肢としては、開腹修復術と腹部大動脈瘤の内腔修復術がある。 1.腹部大動脈瘤では、以下の場合に動脈瘤修復術が考慮される: (1)動脈瘤の直径が>5cm、または直径は5cm未満であるが、動脈瘤が非対称で破裂しやすい場合。 (2) 動脈瘤が痛み、特に突然の激しい腹痛を伴う。 (3) 腫瘍が尿路、消化管を圧迫し、閉塞などの症状を呈するもの。 (4) 遠位動脈塞栓症を起こすもの。 (5) 感染症を合併するもの。 (6) 腫瘍の破裂、下大静脈や腸管との内瘻形成。 2.手術方法 (1) 腹部大動脈瘤患者に対しては、腹部合併症、麻酔リスク、その他の内科的合併症などの禁忌がない限り、開腹手術が必要である。 (2)馬蹄腎、瘻孔、その他の病変など腹部合併症を有する腹部大動脈瘤に対しては、内腔修復を優先することを考慮し、患者とよく話し合う。 (3)麻酔リスクや合併症がある場合は開腹手術による腹部大動脈瘤の修復は禁忌であり、腹部大動脈瘤の内腔修復や保存的治療が考慮される。 腹部大動脈瘤には破裂や出血のリスクがあるため、医師の助言のもとできるだけ早く治療する必要があります。