人工股関節置換術後の下肢不同の原因と予防に関する分析 人工股関節置換術後の両側下肢不同の原因とそれに対応する予防・管理策を検討すること。 方法:2005.1~2008.2まで.片側性股関節疾患の患者126名に股関節全置換術を施行した。 大腿骨頚部骨切り面と大腿骨棘の長さは,術前に前上腸骨棘から上膝蓋骨境界までの反復測定,標準骨盤X線オルソパントモグラフ,大腿骨頭テンプレートにより決定し,高齢,低筋緊張,麻酔,偏心距離,人工関節デザイン,大腿骨頭ネック長などの術中因子が考慮された. 結果:102例(80.9%)で術後の両下肢の等尺性または長さの差が5mm以下であった。 結論:術後の両下肢の不等長を防ぐには.骨盤のオルソパントモグラフによる術前評価と.骨.軟組織.人工関節などの関連因子を考慮した術中の検討が有効である。