月経前に掌が熱くなるのは、月経前の生理状態が陰虚火亢(体内の陰精が不足し、虚熱が亢進している状態)の状態によって悪化しているか、あるいは肝鬱気滞(肝の気血の運輸がスムーズでなく、感情や精神が落ち込んでいる状態)、脾胃湿熱(脾胃が邪気の湿熱を感じている状態)の状態であって、月経期とは関係がないことが考えられます。 1.陰虚亢火:体内の陰血が不足している女性の場合、すでに陰液が不足しており、月経時には血液が子宮の下方に収束するため、陰液の不足が悪化し、陰の不足が亢進した陽を収められないため、陰虚亢火となり、体内に火気が生まれると(体内の陰気が不足すると火熱の邪気が生まれる)、手足や心臓の熱感、ほてり、口の渇き、便通が乾燥して節々が痛むなどの症状が現れる。 2.肝鬱気滞:肝鬱気滞、気滞、鬱熱(長くとどまりすぎた邪気が熱に変わる)、内熱鬱結などの感情的、情緒的な原因により、手足の掌の熱感、ほてり、口の渇き、胸(総称の胸部、肋骨部)、膨満感、痛みなどの症状が現れます。 3.脾胃の湿熱:食生活の乱れ、脂肪、甘いもの、濃いもの、脂っこいものの食べ過ぎにより、内臓に湿熱を生じ、内府の湿熱は手のひらにも現れ、腹部膨満感、胸の張り、心窩部膨満感、口苦い、嘔吐などの症状が現れます。 上記のような症状がある場合は、通常の病院で専門医による診断・治療を受けることをお勧めします。