脳髄を補充するハーブとは?

中国の古典医学書『黄帝内経-霊集-海倫』によると、脳は延髄の海である。 そのため漢方では、精を補い髄を満たすことで脳髄を補充できると考え、遠志とRadix Rehmanniae Praeparataを用いるのが一般的である。 遠志は精神を安定させ、知性の発達を促し、痰を払い、開口する作用がある。 主に不眠症、心悸亢進(心臓の鼓動が早く、パニックを伴うことが多い)、失感情症(心臓の鼓動が激しく、パニックや落ち着きがない)、健忘症の治療に用いられる。 本品は真珠とベラチュラムを恐れ、箱蔘とは併用しない。固熱や痰火、胃潰瘍や胃炎のある人は注意すること。 Radix Rehmanniae Praeparataは陰を養い血を補い(体内の血を養う)、精を益し髄を満たす(精と髄を補う)作用がある。 肝腎陰虚(肝臓と腎臓の陰の不足)、腰膝痛(腰と膝の痛みや脱力感)、精子無力症、内熱口渇(過食、過飲、過尿の症状を伴う内熱)の治療に用いる。 脾胃が弱っている場合は注意が必要である。 なお、漢方治療はエビデンスに基づいて行われるべきですので、上記の薬は専門の漢方医の指導のもとで使用し、自己判断で使用しないようにしてください。