睡眠中にスパイクや徐波を認めるからといって必ずしも良性てんかんとは限らず、臨床症状や画像検査などと合わせて判断する必要がある。 良性てんかんはてんかん症候群の一つであり、最も多いのは9〜10歳をピークに男児に多く、睡眠中に中枢側頭部に高振幅のスパイクや徐波が出現し、思春期以降に自然消退する小児中枢側頭部スパイク・徐波を伴う良性小児てんかんである。 しかし、一部のてんかん症候群(前頭葉てんかんなど、画像診断で明らかな外傷や責任病変がある場合)でも睡眠中に徐波を呈することがあり、できるだけ早く医師に相談し、臨床症状、頭部画像、脳波などを組み合わせて医師の指導のもとに診断することが推奨される。 したがって、睡眠中の徐波・鋭波の出現が良性てんかんであるか否かを判断するためには、脳画像や脳波などを頼りに、病因、病態、臨床症状、病態経過の推移、治療効果などを組み合わせて、専門医の指導のもとに総合的に判断する必要がある。