中国におけるウイルス性肝炎の発症率は.常に全感染症の中でトップクラスであり.ウイルス性肝炎の中でもC型肝炎の発症率が著しく上昇しています。 C型肝炎(HCV)の主な感染経路は以下の通りです。1. 主に血液による感染 (1)輸血や血液製剤による感染。このルートは.1993年に献血者の抗HCVスクリーニングが実施されて以来.効果的にコントロールされてきました。しかし.抗HCVのウインドウピリオド.抗HCV検査試薬の品質が不安定であること.感染者の中には抗HCVを産生しない人が少なからずいることなどから.HCV RNA陽性者を完全にスクリーニングすることは不可能であり.輸血や血液透析でHCVが大量に感染する可能性があります。(2)破れた皮膚や粘膜を介した感染。圧倒的にこの感染様式が多く.静脈内麻薬の使用によるHCV感染が60%~90%を占める地域もあります。使い捨てでない注射器や針の使用.滅菌されていない歯科器具.内視鏡検査.侵襲的処置.針刺しなども.経皮・粘膜感染の重要な経路となります。カミソリ.歯ブラシ.入れ墨.ピアスの共有も血液を介してHCVに感染する可能性があります。 2.性行為による感染 HCV感染者との性交渉がある人や.性の乱れがある人は.HCV感染のリスクが高くなります。他の性感染症.特にヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染者は.HCVの感染リスクが高くなります。 母子感染のリスク。抗HCV陽性の母親から新生児へのHCV感染リスクは2%ですが.出産時に母親がHCV RNA陽性であれば.感染リスクは4~7%と高くなり.HIV感染と合わせると感染リスクは20%に増加します。HCVウイルス量が多いと感染リスクが高くなると考えられます。 4. 4. HCV感染者の中には.感染経路が不明な人もいる。 HCVは.キス.ハグ.くしゃみ.咳.食べ物.飲み水.食器やグラスの共有.皮膚切開なし.その他血液以外の接触では感染しない。HCVに曝露してから1〜3週間後に末梢血からHCV RNAが検出されますが.急性HCV感染者で臨床症状が現れた時点で抗HCV陽性となるのは50〜70%.3ヵ月後には約90%の患者が抗HCV陽性になります。3ヵ月後には約90%の患者さんが抗HCV陽性となります。