一般に、心画像所見で左心室の内径が正常範囲からわずかに外れていることを軽度左室肥大という。 臨床的には、左室がわずかに拡大する原因は生理的なものと病的なものに分類される。 生理的拡大は心臓の転位が原因で画像上大きく表示されることがあるが、実際には左心室の実質的な拡大はなく、したがって心臓は正常である。 病的拡大の原因は比較的複雑であり、臨床医が他の検査と合わせて総合的に判断する必要がある。 一般的な原因としては、高血圧性心疾患や慢性心不全がある。 左室肥大のある人は、臨床医による更なる検査で原因を突き止め、原疾患があれば適時の治療が必要である。