風痰上亢症候群とは?

風痰上亢は漢方医学における症候群の一つで、その多くは風や痰が咽喉に上亢し、目のかすみ、めまい、ふるえ、痰が咽喉に響くなどの臨床症状を呈する。風痰上亢の症状の多くは肝陰虚によるもので、顔が赤く、口が苦い。
風痰の乱れは、肝陰虚、肝陽過多、肝風内動、風に痰を巻き込みやすく清竅を乱しやすいことが主な原因であるため、目がかすむ、顔が赤い、口が苦いなどの肝陰虚の臨床症状に加えて、めまい、痰がのどに響く、突然の失神、不感症などの風陽の痰の清竅への巻き込み症状、舌が赤く苔が厚く脂っぽい、脈が筋っぽいなどの症状も本症に現れる。
風痰上亢症候群は臨床的に高齢者に多く,老年は肝腎虚(肝腎の機能が弱い),陰虚,風痰上亢を伴う。 風を鎮めて火を清め,開竅(痰を化して開竅し,心を目覚めさせること)に羚羊角湯がよく用いられる。 鍼灸も鳳竜、中脘などの主なツボを治療に用い、灸は平性強壮、平性瀉法などをとる。