小型肝細胞癌切除後の化学療法の使用は、根治切除が達成されているかどうかによって異なる。 一般に、小型肝細胞癌の切除後に全身化学療法を行う必要はないが、小型肝細胞癌に癌塞栓症が合併していたり、切断端がきれいでなかったり、遺残病変や再発病変が疑われる場合には、再度肝動脈塞栓化学療法を行う必要がある。 小型肝細胞癌とは、1個の癌結節の最大径が3cmを超えないか、2個の癌結節の径の和が3cmを超えない肝細胞癌を指す。 化学療法に対する肝細胞癌の感受性は低く、通常手術で小さな肝細胞癌を根治切除できるため、術後化学療法は必要ない。 術中に複合癌塞栓、不潔な切断端、疑わしい残存病変、再発が疑われる所見があれば、術後に肝動脈塞栓化学療法を行う。 肝動脈塞栓化学療法は、局所的な化学療法薬の注入だけでなく、同時に肝動脈造影を行って残存病変の有無を検出することもできる。 微小な転移巣が見つからない場合は、患者の肝機能に応じて化学療法を1~2回行うのが一般的であるが、残存転移巣が見つかった場合は、転移巣のコントロールに応じて化学療法の回数を決定し、転移巣が完全に消失するまで化学療法を行うのが一般的である。 小肝癌切除後であれば、積極的に治療を受け、医師は患者の体調と手術病変を組み合わせて治療計画を立て、患者が自己判断で診断・治療を行わないようにし、病状を遅らせることを避けることを勧める。