吸入時の左胸の痛みは、主に胸膜炎、気胸、冠状動脈性心臓病などと考えられ、薬物療法、手術などで治療でき、薬物療法は医師の指示に従うべきである。 1.胸膜炎:結核菌による結核性胸膜炎などで、胸痛は刺すような鋭い痛みが多く、深呼吸で悪化し、胸水の量が多いと特に呼吸困難が目立つ。 薬物治療は、ストレプトマイシン、リファンピシンなどの抗結核薬治療を指す。 2.気胸:外傷により胸腔内にガスが入り、気胸を形成するもので、多くは急性に発症し、胸痛や呼吸困難を主症状とする。 治療は胸腔穿刺、胸腔閉鎖ドレナージ、内科的治療が無効な場合は胸腔鏡手術や開胸手術を行う。 3.冠動脈疾患:冠動脈の内腔が狭窄または閉塞し、心筋虚血、低酸素症または壊死をきたし、患者はしばしば呼吸困難、胸痛などの症状を経験する。 ニトログリセリンやアスピリンを内服し、薬物療法で軽快しない場合は経皮的冠動脈インターベンションや冠動脈バイパス術などの外科的治療を行います。 吸気時に左胸が痛む原因はほかにもありますので、症状を長引かせないためにも、早めに医療機関を受診することをお勧めします。