高齢者の収縮期血圧(高血圧)と拡張期血圧(低血圧)の差が大きい原因は、動脈硬化、大動脈弁閉鎖不全症、貧血、甲状腺機能亢進症などによる血圧差の増大と考えられ、適切な検査が必要である。 大動脈、頸動脈、脳動脈などの動脈硬化により、血管の弾力性が低下し、末梢血管圧反射点の位置や脈波の強さに影響を及ぼすため、大動脈に戻る脈波の収縮期が遅れ、収縮期血圧が上昇し拡張期血圧が低下する、すなわち脈圧差の増大として現れます。 脂質異常症、高血圧、糖尿病、遺伝などは血管内皮を傷つけ、動脈硬化の発生を促進する。 また、運動量の減少、偏った食生活、血中尿酸の上昇なども高齢者の動脈硬化発症の高リスク因子である。 さらに、大動脈弁閉鎖不全症、貧血、甲状腺機能亢進症などの疾患も差圧の上昇につながる可能性があり、基礎疾患の積極的な治療が必要である。 基礎疾患のある高齢者は、積極的に医師と協力して治療を行うとともに、日常生活ではバランスのとれた栄養摂取に留意し、血管の老化を遅らせるために、無理のない範囲で活動量を適切に増やすことが推奨される。