高齢者の手指振戦は、心身症的な要因によるものと、特発性振戦やパーキンソン病によるものがある。
1.心身症的要因:高齢者が突然ストレスフルな出来事に遭遇し、過度の気分変動、怒り、不安が生じ、交感神経の興奮が亢進しやすくなると、手指振戦が起こることがある。
2.特発性振戦:本疾患は運動障害であり、典型的な症状として、身体の特定の部位が制御不能に震えることにより手指振戦の症状が現れ、頭部振戦を伴うこともある。 特に、感情的興奮状態、過度の疲労状態では、症状が顕著に現れます。
3.パーキンソン病:この病気は中高年の神経系の変性疾患であり、患者に錐体外路機能障害や静的振戦を生じさせ、通常は手や足の片側から始まり、姿勢や歩行の異常、動作の緩慢などの症状を伴うことがある。
高齢者の手指振戦は他の要因とも関連している可能性があるため、確定診断後の早期介入・治療をできるだけ早く求める必要がある。