逆流性食道炎は漢方医学の酸嘔吐の範疇に属し、主に肺と胃の邪気、胃の食傷、感情の高ぶり、脾胃の虚弱が原因で、しばしば腹下し腐敗や呑酸(胃の中の酸を呑み込み、口腔咽頭まで駆け上がる)、少食や吐き気(食欲不振、食事量の減少)などの症状が現れ、肝胃気痛錠、開胸峻氣丸、沢仁丸などの独自の漢方薬を用いて治療することができる。 肝胃気痛錠はゲンチアナ、ルバーブ、丁子油、ハッカ油などを主成分とし、胃腸を丈夫にし、胃酸を抑える作用があり、肝胃不和(肝の上行と胃の下行の機能の不調和)、食滞の蓄積、食欲不振などによる胃部膨満感や胃酸逆流に用いることができる。 この薬の副作用は明らかではなく、妊婦には禁忌である。 開小春耆丸は檳榔子、炒ったペチュニアの種子、ミカンの皮、木香などを主成分とし、気滞を除き、気を発し、痛みを和らげる(人体の気を整えて痛みを和らげる)効能があり、気滞や食滞による胃腸・上腹部痛、腹鳴(しゃっくり)・嘔吐、食欲不振・吐き気などに用いられます。 この薬の副作用は明らかではないが、妊婦は服用禁止、高齢者や病弱者は注意が必要である。 沢錦丸はRhizoma CoptidisとCornu Cervi Pantotrichumからなり、効能は瀉火浚肝、和胃解痛で、肝火犯胃(肝の出す火が胃に侵入する)、心窩部痛、口苦騒(胃が飢えに似た感覚、灼熱を伴う空虚感)などに用いる。 本剤に対する副作用および禁忌は知られていない。 患者は自己判断で服用せず、鑑別の上、専門の漢方医に服用の指導を受けることをお勧めする。