カリウムもマグネシウムと一緒に補給しなければならないのですか?

カリウムの補給にはマグネシウムの補給も必要である。 低カリウム血症はカリウムの補給で治療する必要があるが、カリウムイオンの細胞内への移行を促進し、治療効果を高めるためにはマグネシウムの補給も必要である。 細胞内のカリウムイオンの濃度は細胞外のそれよりもかなり高く、細胞外から細胞内へのカリウムイオンの移動は細胞膜上のナトリウム-カリウムポンプの助けを借りて行われる必要があり、ナトリウム-カリウムポンプはATP(アデノシン三リン酸)1分子を消費してナトリウムイオン3個を細胞外に、カリウムイオン2個を細胞内に移動させることができる。 そして、マグネシウムイオンは細胞膜上のナトリウム-カリウムポンプを活性化する重要な物質であるため、マグネシウムイオンはカリウムイオンの吸収を促進することができる。 マグネシウムが不足すると、ナトリウム-カリウムポンプの働きが著しく弱まり、補給したカリウムイオンを細胞内に移行させることができなくなり、腎カリウムの保存機能も弱まるため、尿中に多量のカリウムが失われ、血液中のカリウムをどうやっても補給できない状況になる。 カリウムとともにマグネシウムの補給も必要で、血中カリウムが過剰にならないよう、尿量と血中カリウムの変化を注意深く観察する必要がある。