AST/ATL比が2より大きい場合は、ウイルス性肝疾患、非ウイルス性肝疾患、肝硬変などの可能性があり、肝機能異常を示唆する。
1.ウイルス性肝疾患:急性ウイルス性肝炎は重症で、経過初期にASTが著しく上昇し、AST/ATL比が2より大きくなることがある。
2.非ウイルス性肝疾患:AST/ATP比が2より大きい。アルコール性肝疾患、薬物性肝炎、脂肪肝、肝がんなどの非ウイルス性肝疾患でもみられる。アミノトランスフェラーゼの上昇は軽度か正常で、ASTの上昇はより明らかである。
3.肝硬変:アミノトランスフェラーゼ活性は肝細胞の進行性壊死の程度に依存し、末期肝硬変ではアミノトランスフェラーゼ活性は正常か低下し、グルタミン酸/グルタミン酸アミノトランスフェラーゼ比が2より大きいこともある。
ASTとALTの比が2以上の場合は、肝機能が低下していると考えられるので、病院で総合的な検査を受け、医師の指示に従って標準的な治療を受けることを勧められる。