無機リンが高いとは、血清中の無機リン濃度が正常範囲を逸脱していることを意味し、甲状腺機能異常、ビタミンDの過剰摂取、腎不全などが原因と考えられる。 1.甲状腺機能異常:原発性副甲状腺機能低下症や続発性副甲状腺機能低下症にみられる。 副甲状腺機能が低下すると、カルシウムイオン濃度が低下し、無機リン濃度が上昇する。 2.ビタミンDの過剰摂取:例えば、ビタミンDの過剰摂取はカルシウムとリンの腸管吸収を促進し、血中リンと無機リンの増加を招く。 急性肝壊死や多発性骨髄腫、骨折の治癒期なども血清無機リンが高くなる。 3.腎不全:無機リンの排泄障害は、あらゆるタイプの急性腎不全と慢性腎不全に共通してみられる。 腎不全の種類にかかわらず、無機リンの排泄は低下し、血清無機リン濃度は上昇する。 無機リンが高いと診断された患者は、積極的に医師と協力して関連検査を行い、医師と協力して適切な治療を受ける必要がある。