脾虚の治療法

漢方医学では、脾虚は脾気虚、脾陽虚、脾気虚、脾不調血(脾が血を調節できない状態)に分類されます。 脾気虚の治療には、薬物療法などが一般的ですが、漢方医が診断と治療を行い、それぞれの証に応じて適切な治療法を選択する必要があります。
脾気虚の患者さんでは、食欲不振、腹部膨満感、緩便(便が細く、形が整っていない)などがみられます。治療は主に脾を強化し、気を補うことに重点を置き、人参苓白朮散や劉君子湯などを用います。
脾陽虚は、主に腹痛、腹部膨満感、女性では多量の細く緩い月経などが現れます。治療は主に脾を強め陽を温めることを基本とし、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸などの漢方薬がよく用いられます。
脾虚気沈の場合は、めまい、長引く下痢、精神疲労、肛門脱などが主な症状で、中焦気を補う(脾を補うことで気虚を治す)、陽気を高めて脾の気沈を解除する(臓腑の気沈を解除するために身体の陽気を高める)治療が主体で、当院でよく使用する漢方薬は田七人参、当帰、黄耆、麻黄などです。
脾が血をコントロールできない場合(非生理的出血性疾患)は、主に吐血、血便、血尿などの出血証が現れ、治療は益気・補血を原則とし、脾湯やその他の処方薬を用いることができる。
また、足三里、胃兪、脾兪などのツボに鍼や灸をしたり、カッピング、按摩なども脾虚の症状に有効である。
脾虚の患者は漢方医に相談して診断を確認し、中医学の診断と治療の原則に従って的を射た治療を行う必要があり、上記の薬の副作用や禁忌はまだはっきりしていないので、許可なく薬を使用しないこと。