陰虚火亢(体内の陰精が不足し、虚火が亢進している状態)の人、体内に湿熱のある人、妊婦、糖尿病患者などは、紅棗やクコの実の水を飲むのに適さない。 紅棗とクコの実は薬食同源で、主に気血両虚、肝腎不十分の人(肝腎虚弱)に用いる。 ナツメは補中益気(脾を養って気虚を治す)、養血養心(血を養って心を落ち着かせ、情緒を鎮める)、脾気虚(脾の気が弱い)、少食、痩せ型、疲れやすい、虚弱体質などを治し、また血虚で色が黄色く、感情の興奮、悲しみ、泣きたいなどの汚れた焦燥(動揺して落ち込む、理由もなく悲しくて泣きたくなる)、落ち着きのなさを治す。 麦門冬湯は、肝腎を滋養し、精を益し、目を冴えさせる(精を補い、視力の回復を促す)作用があり、ドライアイ、目のかすみ、腰や膝の痛み、抜け毛などの肝腎虚証(肝腎の虚弱)を治療することができる。 上記2剤の水薬は、補血、益気、視力改善、滋養肝の作用があるが、煎じ薬ほどの効果はない。 不快な症状がある場合は、適時治療を受けるべきで、やみくもに薬を使うのは禁物である。