肛門悪性黒色腫は肛門管周囲に発生する皮膚の悪性腫瘍で、悪性度が高く発生率は低い。 肛門部悪性黒色腫は、局所刺激やその他の代謝異常により多数のメラノサイトが産生されて癌化するもので、転移が早く、予後が非常に悪い。 肛門部に腫瘤を伴って出現することが多く、急速に増殖し出血しやすく、肛門部の明らかな疼痛や全身の発熱などの症状を伴うこともあるため、臨床的には便潜血、それも鮮血を示すことが多い。 臨床的には、直腸触診と病理組織検査で肛門部悪性黒色腫と確定診断されることが多く、早期診断後、医師の指導のもとで外科的根治治療が可能である。 普段の健康診断では、直腸指診や肛門鏡検査などに注意することで、肛門関連疾患の早期発見、早期診断、早期治療が可能となる。