脳梗塞の後遺症の重症度は、病変部位の重症度、リハビリテーション治療の効果、基礎疾患の併発の有無などの因子に関係する。 脳梗塞後遺症とは、脳梗塞による機能障害が、さまざまな治療を行っても、かなりの期間、臨床的には6~12ヵ月、多くは発症後1~2年経過しても著明に改善しない期間を指す。 脳組織の損傷がより重篤で損傷した病変がより大きい場合は、対応する四肢の機能もより影響を受け、片側または片側の四肢が動かせない、感覚障害がある、ろれつが回らない、意識障害、顔面神経麻痺などの後遺症を伴う。 後遺症は通常、適時にリハビリテーションを行った後でも現れる。 早期に標準化されたリハビリテーション治療を適時に行わなかったり、無理な治療方法や機能訓練指導を行ったりすることも後遺症の原因となる。 高血圧、高血糖、高脂血症などの基礎疾患を有する患者では、そのコントロールが不十分で原疾患の増悪や再発を招いた場合も後遺症の原因となり、回復の程度には個人差がある。 脳梗塞を積極的に治療し,後遺症をできるだけ軽減させるためにリハビリテーションの介入を行うことが望まれる。