下肢静脈瘤は漢方でいう「腱瘤」の範疇に相当し、外傷や瘀血など患者の症状に応じて薬を使い分ける必要があり、血行促進や瘀血のスープを加えて治療する。 1.疲れ気損傷症候群:腫瘍が大きくなり、長時間立っていたり、長距離の移動、力を入れたりすると転倒の不快感が増悪する。息切れや疲労感、心窩部(腹部)の膨満感、腰部の痛みなどを伴うことが多く、補中益気湯で治療できる。 2.腱寒湿結:腫瘍は紫色で色が濃く、温性を好み、下肢は軽度の腫脹があり、冷え(体の冷え)、四肢の冷え、口中蒼白、口渇なし、尿は透明で長い、などを伴う。温肝煎に当帰四逆加呉茱萸生姜湯を加えたものを加減して用いる。 3.外傷性瘀血:ミミズのように巻き付いた腱、青紫色の表面、患肢の腫れと痛みなど、血液循環を活性化し、瘀血スープを加減して発散させる。 なお、薬の使用にあたっては、時間内に医師に相談し、医師の指示に従うことが望ましい。