高齢者の長期にわたる浮腫の原因としては、慢性心不全、低蛋白血症、薬剤性浮腫などが挙げられる。 1.慢性心不全:さまざまな原因で心臓の構造や機能が変化し、心臓への血液供給量や充填機能が低下し、体液が貯留することで浮腫が形成される。 この疾患の主な治療法は、症状やQOLを改善し、疾患の進行を遅らせることであるため、浮腫が長期間持続したり、再発したりすることがある。 2.低タンパク血症:感染症、高度の貧血、肝疾患、腎疾患などにより低タンパク血症が起こると、高齢者では全身性の浮腫が出現し、その原因が取り除かれるまで持続することがある。 3.薬原性浮腫:特定の薬剤の長期使用によって生じる浮腫は、一般に薬剤に対する有害反応である。 浮腫は薬剤を中止しなくても持続する。 高齢者の浮腫現象は、より多くの要因の影響を受けているため、自力での消失はより困難であるが、適時受診し、医師の指導のもと標準的な治療を行う必要がある。