胃底部粘膜の膨隆は、炎症や感染、ポリープ状変化、早期の腫瘍などが関係している可能性があります。治療方針を決定するためには、生検を行い病理検査を行う必要があり、通常、薬物治療と手術が主な治療となります。 1.炎症性感染:炎症による胃底粘膜の長期刺激により、局所粘膜はうっ血し、浮腫を生じ、内視鏡下で胃底陥凹部周囲の粘膜膨隆現象が見られる。 生検の病理所見が炎症性変化であれば、一般的な抗炎症治療と胃粘膜保護治療が中心となり、一般的に使用される薬剤はレボフロキサシン、クエン酸ビスマスカリウムなどである。 内服後、頭痛、発疹、吐き気、下痢などの副反応がみられることがある。 2.ポリープ状変化:胃底部の粘膜は長期の炎症刺激下でポリープが発生しやすく、顕微鏡下で末梢粘膜が膨隆する症状が見られる。病理生検でポリープ状変化であれば、胃カメラによる切除で治療できる。 3.早期腫瘍:この部分の病理生検で癌細胞や悪性変化があれば、悪性腫瘍の初期と考えられ、早期の外科治療をお勧めします。 上記の薬はいずれも自己判断で使用することはできず、医師の指導のもとで使用する必要があります。 胃底陥凹部周囲の粘膜が隆起する症状がある場合は、できるだけ早く病院を受診し、医師の指導のもとで診察・治療を受けることをお勧めします。