慢性閉塞性肺疾患に対するいわゆる特効薬はなく、一般的に使用される薬剤は気管支拡張薬、グルココルチコイド、去痰薬、抗生物質などである1。
1.気管支拡張薬:胸苦しさ、息切れ、喘鳴などの症状を効果的に緩和することができる。β2-アドレナリン作動性長時間作用薬として、サルメテロール、ホルモテロールがよく使用される。 テオフィリン系薬剤は、アミノフィリンが一般的である。 アミノフィリンは活動性消化性潰瘍の患者には禁止されている。
2.グルココルチコイド
(1) 長時間作用型β2アドレナリン受容体作動薬との併用は、急性増悪の頻度を減少させ、運動耐容能を増加させ、QOLを改善する。 現在一般的に使用されている薬剤は、サルメテロール+フルチカゾンである。 サルメテロールや牛乳にアレルギーのある人には禁止されている。
(2) 急性増悪時のプレドニゾロンとメチルプレドニゾロンの使用。 プレドニゾロンは副腎皮質機能亢進症様症候群を引き起こす可能性がある。
3)去痰薬:一般的に使用される薬剤は、塩酸アミノブロミン、N-アセチルシステイン、カルボキシメチルスタンナムなどである。 妊婦や授乳中の女性は塩酸アンブロキソールの使用に注意すべきである。
4.抗生物質:呼吸困難の急性増悪患者は、薬剤感受性に応じて積極的に抗生物質治療を選択する必要がある。 セファゾキシム、セフロキシム、モキシフロキサシンなどがよく用いられる。 セファロスポリン系抗生物質とペニシリン系抗生物質には交差反応性が報告されているので、ペニシリン系にアレルギーのある患者には注意が必要である。
上記の薬剤は医師の指導のもとで使用する必要があり、より良い治療のためには医師の指導のもとで具体的な治療計画を立てる必要がある。