多発性骨髄腫の進行症状とは

多発性骨髄腫の進行期は DS Ⅲ期が一般的であり、高カルシウム血症、多発性骨病変、腎障害などの 症状がみられる。 1.高カルシウム血症:広範な溶骨病変により血中および尿中カルシウムが上昇し、食欲不振、吐き気、多尿、口渇、易刺激性、不整脈、重症例では失神などの症状が現れる。 2.多発性骨病変:骨髄腫瘍細胞が浸潤して破骨細胞活性化因子を産生し、これが溶骨性損傷を引き起こす。患者の2/3は主に胸部と腰背部の骨痛に悩まされ、動くと悪化する。 病変した骨は局所的に膨張し、一定の弾力性とガタツキ音を伴い、病的骨折を引き起こしやすく、その結果、神経根や脊髄を圧迫する。 3.腎障害:腎尿細管にモノイムノグロブリンが多量に沈着し、粘稠度亢進、アミロイドーシス、骨髄腫細胞浸潤、腎盂腎炎などがみられる。 上記の進行病変は全て多発性骨髄腫患者の死亡につながるため、生存期間を延長するために標準化治療が推奨される。