近視に必要なツボは1つだけというのは間違いであり、症状の種類によって複数のツボがある場合もある。 近視は漢方では「近くは見えるが遠くが見えない」「遠くが見えない」などとも言われ、心陽虚弱、気血両虚、肝腎虚弱などが関係していると考えられています。 近視の鍼灸治療は、目のツボを基本に、全身のツボで補います。 目のツボでよく使われるのは、承口(しょうこう)、飛明(ひめい)、四白(しはく)、母明(ぼめい)などです。 全身のツボのうち、心陽虚が原因で近視になった場合は心兪、神門などのツボを、気虚が原因で近視になった場合は首山里、脾兪などのツボを、肝腎虚(肝と腎の機能が弱い)が原因で近視になった場合は肝兪、腎兪などのツボを選ぶとよい。 また、近視の場合は適時眼鏡を処方することを勧め、重症の場合は屈折矯正手術も可能である。 したがって、近視の治療は一つのツボだけでは不十分で、状況に応じて目の周りのツボや全身のツボを組み合わせる必要がある。