CA724だけが上昇しているのは、それ以外の理由はない。

CA724の上昇は、胃癌、非小細胞肺癌、卵巣腫瘍などの疾患や、健常人、良性の胃腸疾患患者によくみられる。 CA724は腫瘍の非特異的マーカーである。 CA724は非特異的腫瘍マーカーであり、正常人の血清中濃度は6.7U/ml未満である。組織に癌性変化が生じると、急速に血液中に入り込み、CA724の血清中濃度が急激に上昇する。 CA724は胃癌との相関が最も高く、その血清中濃度は卵巣癌および非小細胞肺癌患者で有意に上昇し、また肝細胞癌および大腸癌の診断の悪性度分類に大きな参考値を有する。 非特異的腫瘍マーカーであるため、その上昇は腫瘍の診断を確定するものではなく、その上昇は一部の健常人や肝硬変などの良性消化器疾患患者でも認められる。 胃癌の診断において、CA724を単独で使用した場合の方が感度、特異度ともに高いが、それでも併用検査の診断効果は単独検査よりも優れている。 通常、CA724とカルサイノエムブリオニック抗原(CEA)およびCA199の併用は胃癌診断の特異度および感度を改善し、CA724とAFPの併用は卵巣癌の良性・悪性を識別でき、CA724とカルサイノエムブリオニック抗原(CEA)の併用は大腸癌の悪性度や再発率の判定に有用である。