心不全の浮腫は漢方では「心不全」に分類され、漢方医の指導のもと、漢方薬で治療することができる。 気虚瘀血(きょけつおけつ)、胸苦しさや息切れ、動悸(どうき)、活動によって誘発・増悪される疲労(精神的疲労や体力低下)、手足の浮腫(ふしゅ)などがある場合は、宝源湯(ほうげんとう)に海府逐瘀湯(かいふゆうとう)を併用し、防己黄芪湯(ぼうこおうぎとう)や五苓散(ごれいさん)を加減して用います。 陽虚水洪(陽気不足で体内の水液の運行に支障をきたす)、動悸、喘鳴があり横になれない、顔や手足がむくむ、頻尿、寒邪恐怖(手足の冷えや寒さを恐れる)、腹部膨満感などの場合は、振武湯に大鐘苓湯を併用する。 喘鳴があり、色が濃く、喘鳴と動悸があり、手足が冷え(手足が冷え、肘や膝上まで冷える)、尿が少なく手足がむくむなどの重篤な状態の場合は、人参湯と補中益気湯に加味して牡蠣湯を用いる。 患者は医師の指導のもとで薬を服用するように勧められ、自己判断で薬を服用してはならない。