リンパ節転移のある甲状腺は、再発リスクの低い分化型甲状腺がんであればヨード131による治療を行わないことがあり、それ以外ではヨード131による治療が推奨される。
甲状腺がんは、乳頭がん、濾胞がん、髄様がん、未分化がんに分類される。 乳頭がんと濾胞腺がんを総称して分化型甲状腺がんと呼ぶ。
分化型甲状腺がんはヨード取り込み能をある程度保持しており、ヨード131核種療法による治療効果が高い。髄様がんと未分化がん患者はヨード131療法による治療効果が低い。
分化型甲状腺癌患者は、再発のリスクについて層別化することができる。 少量のリンパ節転移を併せ持つ(すなわち、臨床検査でリンパ節転移がなく、病理検査で微小な転移リンパ節が5個以下認められる)という条件を満たす患者、および遠隔転移がなく、周囲組織に浸潤しておらず、肉眼で見える腫瘍組織が切除されている患者は低リスク患者とみなされ、ヨード131療法を行わないことがある。
ヨード131療法は、低リスク患者には推奨されないが、高リスク患者には強く推奨され、中リスク患者には考慮される。
患者は病変と全身状態に応じて適切な治療計画を選択するために専門医に相談することを勧められ、治療後も定期的な検査が必要である。