ACTH値が高い原因としては、原発性副腎皮質機能低下症、クッシング病、異所性ACTH症候群などが考えられる。診断は、他の検査結果と核磁気共鳴画像法などの画像検査を組み合わせて行う。 1.原発性副腎皮質機能低下症:ACTHは下垂体から分泌されるホルモンで、副腎皮質に作用して副腎皮質刺激ホルモンの分泌を促進すると同時に、副腎皮質刺激ホルモンの負のフィードバック調節を受ける。 副腎皮質が十分に機能しなくなると、分泌される副腎皮質ステロイドのレベルが低下し、ACTHの過剰分泌につながる。 2.クッシング病:下垂体のACTH微小腺腫により、下垂体からACTHが過剰に分泌されると同時に、副腎皮質刺激ホルモンの分泌も過剰となり、求心性肥満、満月様顔貌、皮膚のひだの紫色の線などのクッシング症候群の症状が現れる。 3.異所性ACTH症候群:肺がんなど、体の他の部分の腫瘍が原因となることがある。 検査でACTH値が高い場合は、医師の指示に従い、関連する検査を完璧に行い、原因を明らかにし、治療を標準化する必要がある。