仙骨2-3レベルの脊柱管に見られる円形状のT2WI高信号陰影の原因としては、出血、炎症、腫瘍などが考えられる。 仙骨部のMRI検査では、正常骨は含水率が低いためT2WIで低信号を示し、含水率が高いほど高信号を示すことが多い。 1.外傷による仙骨骨折で椎体内出血を起こした場合、血液の水分が多いため、T2WIで丸みを帯びた高信号陰影を示すことがある。 2.感染症が脊柱管内で発生し、水腫を引き起こし、より限局している場合も、T2WI丸みを帯びた高信号を示すことがある。 3.腫瘍細胞が周囲に増殖して嚢胞性腫瘤を形成するため、MRIでT2WI円形高信号陰影を示すことがある。 一般的なものは、神経線維腫、奇形腫、椎体内転移などである。 良性腫瘍か悪性腫瘍かについては、病理学的生検を併用した更なる検査が必要である。 仙骨2-3レベルの脊柱管に円形状のT2WI高信号陰影を認める原因は様々であるため、原因をはっきりさせ、医師の指導のもと標的治療を行うことをお勧めする。