食後低血圧の原因は、内臓血流量の増加と圧反射の遅延である。
1.内臓血流量の増加 食後は迷走神経が興奮し、血管拡張作用を持つ活性ペプチドが産生されるため、内臓血管が著しく拡張し、その結果内臓血流が増加し、食物の消化吸収が促進される。 内臓血流が増加すると、心臓や脳など他の部位への血流が相対的に減少するため、食後低血圧が起こる。
2.圧反射の鈍化。 加齢に伴い、圧受容体の感度低下、自律神経機能障害、心拍数増加に対する反応弱化が誘発され、血圧低下を引き起こすことがある。
食後低血圧が頻発する場合は、速やかに医療機関を受診し、医師の指導のもとで積極的に診断・治療を行うことが重要である。