洞調律stの異常は深刻ですか?

洞調律やST区分異常が重篤かどうかは、病歴と合わせて判断する必要がある。 一般にST区分異常は心筋虚血と考えられ、さほど重篤ではないが、ST区分上昇が生じた場合は心筋梗塞の可能性が考えられるので、時間をみて受診する必要がある。 1.洞調律は正常なペーシングリズムであるが、心筋虚血ではST異常がしばしばみられ、虚血部位に面したリードではSTセグメント低下がしばしばみられ、T波異常を伴うことが多い。 適時介入を行えば予後は良好であり、血圧や血糖のコントロール、医師の処方によるアスピリンやメトプロロールの服用など、それほど重篤ではない。 2.STセグメントの異常が上方への上昇として現れる場合は、急性心筋梗塞を考慮する必要があり、より深刻な状況である。 治療能力のある最寄りの胸痛センターを選択し、緊急にPCIなどの再灌流療法を行うべきである。 臨床的なSTセグメント異常は、心膜炎、心筋炎、電解質異常などでもみられるので、STセグメント異常だけでは重症かどうかは判断できず、患者の病歴、心筋酵素プロファイル、その他の関連検査と合わせて総合的に判断する必要がある。