脱髄とは通常、脱髄性疾患を指し、運動内容は疾患の分類、特異的な機能障害に関連し、最適な運動方法というものは存在しない。 脱髄疾患は、神経細胞や軸索に比較的軽微な損傷を伴う神経髄鞘の喪失を特徴とする疾患群である。 この疾患群は末梢神経系と中枢神経系の両方に起こる可能性があり、それぞれ多発性硬化症とギラン・バレー症候群に代表される。 多発性硬化症に対する主なエクササイズには、関節可動域訓練、プライオメトリクス、痙縮防止訓練、抗重力エクササイズによる振戦や運動失調の緩和などがある。 ギラン・バレー症候群の主なエクササイズには、肩甲骨の安定を促すトレーニング、タッピングやプレスによる筋力刺激、股関節屈曲、膝関節屈曲、足関節屈曲運動による下肢の安定と歩行機能の段階的回復などがある。 脱髄疾患の診断が確定したら、筋萎縮や関節拘縮などの合併症を避けるため、状態が安定してから医師のアドバイスに従って適時リハビリ訓練を行う必要がある。