胸膜摩擦がないのは正常か?

胸膜摩擦がないのが正常で、胸膜摩擦の多くは胸膜の炎症によるもので、フィブリンが多数沈着すると胸膜が荒れ、摩擦による深呼吸は胸膜摩擦が聞こえるが、正常では音が聞こえない。
胸膜の臓器層と壁層は、約5~15mlの無色透明の液体で潤滑されており、この液体が存在する部分を胸膜腔と呼び、壁と臓器を潤滑して保護し、頻繁な呼吸による両者の摩擦の繰り返しによる損傷を防いでいる。 胸水は胸膜腔内の平衡を保ち、身体を保護している。 健康な人では、臓側胸膜にも壁側胸膜にも潤滑のための胸水が少量存在するため、胸膜摩擦は起こらない。
胸膜摩擦音は、滲出性胸膜炎、結核性胸膜炎、腫瘍性胸膜炎の患者によくみられる。 胸部X線検査、CT検査、気管支鏡検査、胸腔鏡検査、超音波検査、心電図検査などで原疾患を診断することが望ましい。
強い違和感を感じたら、速やかに通常の病院を受診し、医師の指導のもと適切な治療を受けてください。