アルツハイマー型認知症は漢方では「痴呆症」に属し、漢方薬による治療はまず症状を見極め、症状に合った薬を使う必要がある。 物忘れ、無関心、惰性、歩くのが遅い、不器用など、延髄の機能不全の徴候には、七福神湯を用います。 脾腎虚:錯乱・物忘れをみる、興味がなくなる、反応が鈍くなる、食欲不振・ダルさ(食欲がない、食事の量が減る)など。 気血両虚:物忘れや混乱、言葉が見つからない、人を認識できない、話し方が逆転する、などには、脾気湯を用いる。 痰濁(たんだく):物忘れや知性の欠如、表情が冴えない、道に迷ってミスをする、などには洗心湯を用いる。 瘀瘀瘀瘀結腸症候群:物忘れ、頭が鈍い、しゃべれない、反応が鈍い、動作が不器用、頭痛が治りにくい、顔色が暗いなどには、当帰湯や柴胡湯を用いる。 心肝火亢症候群:イライラ、落ち着きがない、妄聴、妄視、妄想、妄行などをみる、天麻黄湯に用いる。 熱毒内発亢進症候群:無欲・無言、錯乱・眠気、文盲、冴えない、排尿困難などをみて、黄連解毒湯を用いることができる。 医師の診断のもと、薬物治療を行うことが望ましい。