脳梗塞後の排尿・排便のコントロール不能は、脳梗塞後の患者が昏睡状態にあることに起因する場合と、脳梗塞の部位が大脳皮質や排尿・排便の反射を司る皮質脊髄伝導路であることに起因する場合がある。 1.昏睡状態:脳梗塞後、患者が意識不明の状態にある場合、大脳皮質が脊髄の排尿・排便中枢を抑制できないため、排尿・排便がコントロールできなくなる症状が現れることがあるが、意識が回復すれば改善する。 2.脳梗塞の部位は特殊で、傍大脳葉領域は排尿・排便を司る大脳皮質であり、さらに傍大脳葉から脊髄の排尿・排便中枢に至る皮質脊髄伝導路は、大脳基底核、内被殻、放線冠、視床、脳幹などに分布しているため、これらの部位の梗塞でも脳が脊髄を抑制できなくなり、尿失禁や便失禁を引き起こす可能性がある。 失禁の場合は、医師に相談して原因を突き止め、医師の指示に従うことが大切です。