肝硬変の腹鳴りは悪化か?

肝硬変の患者さんでお腹がゴロゴロするのは、肝性腹水の出現という病態が悪化している可能性もありますし、ガスを発生させる食べ物の食べ過ぎなどの生理的な要因が原因になっている場合もありますので、適時に医師に相談して原因を突き止める必要があります。 肝硬変が増悪し、肝硬変性機能低下期(肝硬変がより重篤な状態にまで進展し、肝性腹水や肝性脳症などさまざまな合併症を引き起こした状態)に入ると、肝性腹水の状態が出現します。 腹腔内に大量の腹水が繰り返し刺激されるため、お腹がゴロゴロすることがあります。 また、肝硬変患者が豆類、芋類、牛乳などのガスを発生させる食品を食べ過ぎると、これらの食品は体内で消化される際に二酸化炭素や硫化水素などのガスを大量に発生させるため、おなかがゴロゴロすることがあります。 従って、肝硬変患者が生理的な要因を除いた後にお腹がゴロゴロする場合、病気の悪化の可能性があるので、適時に診察と検査を受け、積極的に医師の治療に協力する必要があります。