グリチルレチン酸は肝臓から分泌される化学物質で、肝機能と肝胆道系物質の循環機能を反映し、肝胆道系疾患の診断に重要である。 血清グリコール酸は肝臓で胆汁酸とグリシンの結合によって合成され、その正常な代謝経路は腸-肝サイクルであり、正常人のグリコール酸レベルは0.4-2.98mg/Lである。日常血液検査でグリコール酸レベルが上昇した場合、患者の肝細胞が損傷されているか、胆汁うっ滞が起こっていることを示唆するので、グリコール酸は肝胆道系疾患の診断に非常に重要である。 また、肝硬変、肝細胞癌、急性・慢性肝炎でもグリコール酸の上昇がみられることがある。 しかし、妊娠中の女性においてグリコール酸が上昇することは一般的に心配する必要はない。妊娠中にグリコール酸が30〜60%上昇することは正常だからである。 グリコール酸の上昇を認めた妊婦以外の患者は、速やかに医師の診察を受けることが推奨される。