三通湯と海屁益気湯はともに血液循環を活性化し、瘀血を除去する(体内の血液循環を促進し、瘀血を除去する)作用があり、三通湯は心臓と脳の血管の瘀血を治療し、海屁益気湯は全身の瘀血を治療することに重点を置いている。 三通湯は丹参、川芎、桂枝、甘草、人参、麦門冬、芎帰調血飲からなり、このうち人参、麦門冬、芎帰調血飲は気を益し陰を養う(気陰補心)ので心臓を補い、桂枝、甘草は心臓の陽を温め、丹参、川芎、桂枝は血行を活発にして血の滞りを除き、胸つかえ、胸やけ、高血圧、狭心症などの心脳血管病の治療に役立つ。 桃仁、紅花、レーマンシアエ・プラエパラタ根茎、パエオニアエ・アルバ根茎、アンジェリカエ・シネンシス根茎、リグスティチ・チュアンシオン根茎、シトラス・オウランチウム、キハダ、プラティコドン・グランディフロラスからなる血瘀血瘀湯は、頭痛、噯気(しゃっくり)、空咳、飲水が詰まる、焦燥感やイライラ、夜間の発熱、打撲による瘀証など、全身の瘀血の治療に重点が置かれる。 三通湯と海屁益気湯はともに血液循環を活性化し、瘀血を除去する薬物であり、三通湯は瘀血を伴う心血管・脳血管疾患の治療に、海屁益気湯は全身の瘀血の治療に重点が置かれている。 両処方とも妊婦には禁忌であることに注意が必要である。 使用前に漢方医に相談し、専門の漢方医の指導のもとで使用し、自己判断で服用しないこと。