夜間は痛むが、日中は痛まない右上背部はどうしたことか?

日中ではなく夕方に右背中上部が痛む原因としては、背筋膜炎、右肩甲骨の筋緊張、強直性脊椎炎、脊椎腫瘍などが考えられる。 1.背筋膜炎:長時間の運動や寒冷による背筋膜炎で、右背中上部に痛みが生じる。 夜間に痛みが目立つのは、睡眠中に局所の血液循環が悪くなり、炎症性刺激物質が蓄積するためである。 日中は、活動的な状態のため、局所の血液循環は速く、痛みは比較的軽微である。 2.右肩甲骨の筋緊張:肩甲骨周辺には広背筋、菱形筋、僧帽筋など背中に位置する筋肉も分布しており、これらが日中酷使されることで筋緊張が生じる。 夜の休息中に右肩甲骨の筋肉に乳酸が過剰に蓄積すると、神経終末が刺激され、右肩上部に痛みが生じる。 3.強直性脊椎炎:遺伝、環境、免疫、感染などの要因による強直性脊椎炎も右上背部痛の症状を呈することがあり、昼間に胸椎、腰椎、関節を動かすことで痛みが改善されるため、夕方に痛みが顕著になり、その結果、夕方に右上背部痛が生じ、昼間に痛みが生じるという現象が起こる。 4.脊椎腫瘍:脊椎の椎体や付属器に原発性腫瘍や転移性腫瘍が発生した場合、右上背部痛の症状が現れることがある。 体の圧迫作用や夜間睡眠中の不随意運動により、腫瘍部位に直接刺激が加わって痛みが生じることがある。 右上背部痛が夜間に発生し、昼間は発生しない場合は、他の原因も考えられますので、定期的に病院を受診し、検査を行い、原因をはっきりさせ、医師の指導のもとで治療することをお勧めします。