頸動脈が100%閉塞した状態を一般に頸動脈閉塞症という。 頸動脈閉塞症が重症かどうかは、状況に応じて医師が判断する必要がある。 急性の頸動脈閉塞症は生命を脅かす可能性があるが、側副血行路が豊富な患者は無症状か軽い症状で済むこともある。
頸動脈閉塞の原因はさまざまで、頸動脈狭窄の上に血栓症が生じたり、アテローム性プラークが肥厚したり、プラークや塞栓症が生じたりすることで発症することが多い。
閉塞が最終的にアテローム性動脈硬化症などの慢性疾患の悪化によって引き起こされた場合、患者は通常、側副血行を発生させるなどしてこれを自分で補う。 側副血行路の血流が良好な患者には、症状がまったくないか、軽い場合がある。
しかし、塞栓症による急性の頸動脈閉塞や、他の場所から飛散した塞栓による頸動脈の閉塞は、重篤な血行動態障害を引き起こし、患者は単眼一過性を経験し、脳の血液供給と酸素供給に影響を及ぼし、脳梗塞に至ることもある。
頸動脈閉塞症の患者は、病状を長引かせ、重篤な結果を招かないように、適時に治療を受け、医師の指導のもとで積極的に治療することが推奨される。