サンザシには節を散らす作用はないが、胃や上腹部の膨満感、ヘルニアの痛み、高脂血症などに効果がある。
サンザシは食品としても医薬品としても利用でき、漢方薬としては、酸味、甘味、微温性で、脾経、肝経、胃経に属し、胃腸を丈夫にして食を除き、濁りを解消して脂質を低下させ(体内の濁った物質を浄化し、余分な脂肪を減らす)、瘀血を散じ、気の巡りを促進する作用があり、食滞や食あたり、下痢や腹痛、裂孔ヘルニアの痛みなどに用いることができる。
また、腹痛・下痢、胃部・心窩部膨満感、肉類の停滞、特に重要な薬物の脂身停滞の消化、産後のうっ血・閉塞性腹痛、瘀血・月経閉塞(月経による瘀血の停滞による)月経困難症、胸痺(胸の張り・痛み)、心痛、腹部のうずき、高脂血症にも用いることができる。 ヘルニアの痛みには、ライチカーネルやオレンジカーネルとともに用いられることが多い。
本剤の副作用は明らかでなく、胃酸分泌過多、脾胃虚弱で気滞が蓄積していない場合は慎重に使用する。 体調が悪いときは自己判断で服用しないこと。