脳幹出血後の発熱は比較的よくみられるが、通常ではない。 脳幹出血後の発熱は、主に中枢性高体温症と同時感染による発熱である。
1.中枢性高体温症:脳幹出血は脳幹(脳橋、中脳、延髄)の出血を指し、脳幹出血後は脳幹の交感神経線維が障害され、視床下部の体温調節が阻害され、放熱が困難になるため、中枢性高体温症(39℃以上)が持続する。
2.感染症の合併:脳幹出血の患者は、長期臥床により換気機能が低下し、排痰が困難となるため、肺感染症になりやすい。また、尿道カテーテルの長期留置により、尿路感染症になりやすい。以上の感染症は脳幹出血の合併症であり、発熱の原因となる。
脳幹出血患者は医師の治療に積極的に協力し、看護を強化する必要がある。