鍼灸治療は重度の不眠症に有効であるが、必ずしも治るとは限らない。 不眠症の鍼灸治療は、適切なツボを見極め、選択する必要がある。
不眠症の鍼灸治療は、百会、神門、三陰交、安眠のツボを基本とし、ツボの加減の証の種類によって、重度の不眠症は肝火擾心証、心脾両虚証、心腎両虚証に分けられる。
1.肝火擾心症候群:この症候群の患者は主に重篤な不眠症、一晩中眠れない、イライラするなどの症状が現れるので、太衝、行間、満西のツボを加えて肝火瀉火を清め、心を静めて眠りを助けるのがよい。
2.心脾両虚:心脾両虚の患者は主に不眠、動悸、寝つきが悪い、顔色が黄色い、食欲不振などの症状があり、心兪、脾兪、足三里のツボを加えて、気を益し、脾を強め、心を養い、精神を安定させる。
3.心腎不和症候群:この症候群の患者は、主に重度の不眠、イライラ、口やのどの渇き、心熱(手足の心臓が熱く、心臓や胸が勝手に熱くなる)が現れるので、心兪、腎兪、太渓のツボを加えて陰を養い、火を下げ、心腎を通じ合わせる(心の火は下降し、腎の水は上昇し、互いに制約し合う)ことが望ましい。
重度の不眠症状がある場合は、遅れないように時間内に病院へ行き、専門の漢方医の治療を受けるべきである。