膝十字靭帯嚢胞の治療は、症状の有無にかかわらず手術が中心となる。 無症状の場合は嚢胞を摘出することで十字靭帯断裂の可能性を減らすことができる。 1.膝十字靱帯嚢胞の治療には、関節鏡視下膝関節切除術、超音波またはCTガイド下穿刺吸引術、保存療法などがあるが、症状の有無にかかわらず関節鏡視下膝関節切除術が主な治療法であり、早期消退という目的を達成できる。 2.I型およびほとんどのII型嚢胞は、通常の前方アプローチで完全切除することで根治治療の目標を達成することができ、嚢胞のサイズが大きい場合は超音波やCTガイド下吸引を行うことも可能である。 3.III型および少数のII型嚢胞は後方アプローチで切除可能であり、嚢胞を完全に切除した後、膝の機能回復のために早期の機能練習を行うことができる。 膝十字靭帯嚢胞は診療所では比較的よく見られる疾患であるため、一度発症したら、すぐに病院へ行き、専門医の指導のもとで診断と治療を受けなければならない。