高齢透析患者が歩けなくなる原因としては、第一に、患者自身が脳梗塞などの脳血管疾患を合併していること、第二に、透析年齢が長期化するにつれて、患者の栄養不良のリスクが高まり、腎性貧血、腎性骨疾患の改善が間に合わなくなること、第三に、透析の過程で起こる低血圧、低血糖なども影響することが考えられます。 1.高齢透析患者が脳梗塞などの脳血管疾患を合併した場合、重症になると、下肢の運動障害、しびれなどが生じ、重症になると歩行困難になる。 2.透析合併症:一方では、高齢透析患者自身が栄養吸収機能が低下しており、さらに血液透析中の栄養損失が患者の栄養失調を悪化させ、腎性貧血や腎性骨疾患が改善されないことと相まって、歩けなくなることも現れる。 3.透析中の低血圧と低血糖:透析中の血行動態の変動は患者に与える影響が大きく、患者は低血圧と低血糖になりやすく、元の状態が悪化する。 高齢の透析患者が歩けなくなった場合は、早めに医師に相談し、専門医師の指導のもとで治療する必要がある。